10. ヘッドセットを正しい音量で快適に使用するために
ヘッドセットを適切な音量で使用するにはどうしたらよいのでしょうか。
ヘッドセットを使用する際には、電話機の受話器とヘッドセットを同じ音量に調整する必要があります。メーカーによってはアンプや切替装置が販売されていますので、それを利用して受話器とヘッドセットの受話音量(自分が聞こえる相手方の声の音量)と送話音量(相手方に聞こえる自分の声の音量)を調整します。調整の仕方には下記の通りいくつかの方法があります。
(1) PBX(電話交換器)で調整(卓上電話機に接続する場合のみ)
-
社内に設置しているPBXで一元的に音量を調整することが可能です。注意すべき点としては、PBXにて音量調整をすると、配下にある全ての内線端末に設定が反映される点です。
(2)ヘッドセットアンプを使用(卓上電話機に接続する場合のみ)
-
ヘッドセットと卓上電話機の間にアンプを接続することが可能です。それにより、手元で送話音量・受話音量を調整することができます。
(3) ヘッドセットと接続するケーブルで調整(卓上電話機に接続する場合のみ、また、送話音量のみ調整可能)
-
接続ケーブルを変更することによりマイク音量(相手に聞こえる音量)の大小を調整することが可能です。
(4)ヘッドセット側のイヤーパッド(スピーカーを覆うスポンジ)の素材によって受話音量の聞こえ方が異なります。
-
例えば一般的にスポンジ(ウレタン)タイプよりもレザータイプのイヤーパッドの方が聞こえる音量は大きくなります。これは結構知らない方が多いですが、微妙な調整が可能になる使えるテクニックです。
(5)パソコン側での調整
-
接続先がパソコンの場合、お使いのヘッドセットの種類、接続方法(USB接続か、オーディオジャック接続か)、使用するソフトウェア(ソフトフォン)に応じてことなりますが、以下の2つの方法が存在します。
-
パソコンのサウンドコントローラーを調整する。
-
ソフトウェアを使用している場合は、ソフトウェア側で音量調整する。